接客の壺 効く(聞く)接客

「ボードゲームの開発に向けて」② 社内・社外接客

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こんにちは!筒木です。
いつも「効く接客」をお聞きいただき、ありがとうございます。

今回は前回の続きです。
さて鬼も仲間という勝ち負けにしないためにはどうしたらよいのか。
問題は、それだけではありません。
ベースとなるゲームの仕組みをどうするか。
まだ、全く決まっていませんでした。
ももたろうに出てくるキャラクターみんなで、日本全国を回り障害物を取り除いていく、
全国に散らばった幸せのお札を集めてくるなど、
アイディアはいろいろと出てきましたが、今ひとつしっくりこない。
肝心のボードの形も決まっていない。
迷路、あみだくじなど、こちらもアイディアはでるもののしっくりこない。
頭の中が堂々巡りし、開発が進まない状態になってしまいました。

これまで、ボードゲームについて、
スタッフは、何度もミーティングを重ねていました。
ただ、私はほとんど参加していませんでした。
上司から何かを言われると、それをやらないといけない雰囲気になってしまうという恐れがあるからです。
ですが、開発がストップしてしまう恐れのほうが勝りました。


そこで、一人ひとりと面談することにしました。
ミーティングでは評価を受けていないけれども、ひょっとして良いアイディアが埋まっているのではないか。
いったん、ボツになったアイディアも時間が経てばよいアイディアに変化していることもあります。

「ボツだと思わずに、なんでもいいから、見せて」

そうすると、「いろいろと考えてはみたのですがありません」と言うのです。

そこで、「いろいろと考えてみたことを言ってくれる?」というと、
「だめなものばかりですよ」と見せてくれた中に、ハチの巣のようなハニカム構造のボードがあったのです。

「これよこれ!」

ですが、本人は、「これが、いろいろ問題でして」と問題点を言い始めました。
ですが、その問題点も開発のためのヒントだったのです。

道を作るという発想から、道は川という設定に変え、
川上にある桃を川下にいるおばあさんの元に届けるというストーリーが出来上がってきました。

ですがまだまだ問題山積み。


それぞれのキャラクターの個性決め。
障害物の数・置き方。
一難去ってまた一難ではないですが、想像以上に、壁が立ちはだかります。

またこのゲームのきもとなる相談し合う方法も問題点だらけ。
リーダー的な人が発言すると、周囲は、黙っていたほうがよさそうだと思う傾向にあります。
楽しいゲームとは言いがたい。
自分の意見を言ったり、人の意見を聞いたりした結果、
最終的に自分の考え方でゲームができるところに面白さがある。
これをどう仕組みにするか。
考えていたって想像の世界でしかありません。
とにかくゲームを何度もしながら、修正していくことにしました。
そうするうちに、障害物や相談カードの活用方法が決まっていきました。

このゲームの開発をしながら思ったことの一つに、コミュニケーンのあらたな側面です。
相手のことを思って発言しても、そうではないことがあります。
自分の意見を言っただけでも、相手には指示と受け取られることもあります。
決定して行ったことは、良い方向に行くこともあれば良くない方向に行くこともあります。

コミュニケーションとは、意思疎通をすることと辞書に書いてあります。
ですが、相手を理解しようと会話をしても、それぞれの考え方があり、常に意思疎通ができるわけではありません。

この「シン・ももたろう」は、そういうコミュニケーションを味わっていただけます。
そして、自分を知る、相手を知る、少し先を読む力をつけていきます。
ぜひ、お楽しみください。

クラウドファンティングは、6月10日スタート。
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