接客五大要素の考え方3

(3)他社との差別化、ブランド形成である

接客は、他社との差別化戦略でもあります。

例えば、「いらっしゃいませ」の言い方一つとっても、トーン、イントネーション、声の大きさなどにより、お客さまに与える印象が全く異なります。

ホテルであれば、落ち着いた印象を与える「いらっしゃいませ」が良いでしょう。
居酒屋店であれば、入った瞬間に元気さを感じる言い方であると良いでしょう。

ですが、同じホテルでも、内外装に応じて、客単価に応じて、客層に応じて、変わってきます。
居酒屋であっても同様です。

また、最寄品を扱う小売店となると、お客さまが入りやすいように、面と向かって「いらっしゃいませ」と言うのではなく、入店されたことに気づきました、という合図のような言い方をしているところもあります。

このように、「いらっしゃいませ」一つでも、対応の仕方は変わってきます。
もちろん、他の業種・業態も同様です。

第一印象である「いらっしゃいませ」で、お客さまに与える印象が決定されていくと言っても良いでしょう。
これが接客すべてとなると、相当な差別化戦略となります。

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