接客の壺 基本の見直しヒント集

むやみに『過去形』を使用しない

こんにちは。キー先生です。
「新入社員のお悩みすっきり」のお時間です。
今日のお悩みは、スーパースマイルのラムルさんです。

「キー先生、こんにちは。
 先日、お客様から商品の場所を聞かれたので、『こちらでよろしかったですか』と案内しました。
 その様子を見ていた上司から、「よろしかった」ではなくて、『よろしいでしょうか』と言いましょうと言われました。
 違いがよくわかりません。 変ですか?」


お悩み、ありがとうございます。

みなさん、こんな場合、どうしたらよいと思いますか?

まずあの時の上司の気持ちも、聞いてみましょう。

いつも「よろしかったですか」「よろしかったでしょうか」と過去形の連発なんですよね。
きちんとした言葉を使ってほしいんです。

あれあれ? 
ラムルさんが思っていることと、上司が思っていることとでは、違っていますね。

さあ、どうしましょう。

何か良いアイディアは浮かびましたか?

ではここで、「むやみに過去形を使用しない」をご紹介します。

「よろしい」を過去形にすると「よろしかった」になります。
では、「よろしかった」という言葉を活用して良い場面を、みてみましょう。

商品をお客様に見てもらい、「こちらの商品でよろしかったですか」というのは全く問題ありません。

商品を見てもらった後、それでよかったかどうかの確認の場面だからです。
ただ今回の事例のように、「こちらでよろしかったですか」と、案内した直後に過去形を使用しているのが気になります。

ただ、現在、過去などと考えると、難しくなってしまいますよね。
多くの場合、お客様とは現在のことを話しています。
「こちらの商品でよろしいでしょうか」
「あちらの商品がよろしいでしょうか」
「お箸はおつけしますか」と現在形でいいましょう。

ただし、頭ではわかっても、言葉遣いは癖になっています。
しばらくは、意識して「よろしいでしょうか」と言うようにすると良いでしょう。

今日の「新入社員のお悩みすっきり」は、「むやみに過去形を使用しない」 でした。

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