接客の壺 基本の見直しヒント集

「かしこまりました」を言い慣れる

こんにちは。キー先生です。
「新入社員のお悩みすっきり」のお時間です。
今日のお悩みは、ファミリーレストラン どんぐり のナッツさんです。

「上司から、かしこまりました、という言葉を使うようにって言われているんです。
 でも、つい「わかりました」とか「は~い」と言ってしまうんです。
 最近上司や先輩から、「わかりました」と言うたびに、「わかりましたではないでしょう」なんて言われちゃって。
 も~、たいへんなんです!」

お悩み、ありがとうございます。

みなさん、こんな場合、どうしたらよいと思いますか?

まずは、そんな時の上司の気持ちを、聞いてみましょう。

「お客様からオーダーを伺う時、「わかりました」とは、私たちの店では言わないのです。
 お客様の言葉を謹んで承るという気持ちを込めて、「かしこまりました」というのが、私たちの言い方です。
 店の一つのルールとして身につけてほしいのです」

あれあれ? 
ジャックさんの言っていることと上司の思っていることとでは食い違っていますね。


さあ、どうしましょう。



さあ、何か良いアイディアは浮かびましたか?

ではここで、「「かしこまりました」を言い慣れる」をご紹介します。

例えば、お客様が来店されたら「いらっしゃいませ」と言う。
言い慣れていないので、言えません、とは言えませんよね。
言う訓練をしたのではないでしょうか。

かしこまりましたも、一緒です。
言う訓練をします。

「ハンバーグをください」
「かしこまりました」

「コーヒーをください」
「かしこまりました」などと、まず、言う場面を理解していくことです。

「わかりました」と言う場面を、全て「かしこまりました」に置き換えていくのです。
とにかく、この言葉を体得していきます。

ただし、「かしこまりました」とさえ言えば良いだけではありません。

謹んで承るという気持ちが大切です。
「かしこまりました~」などと言えば、怒っているように聞こえませんか。

言葉は、気持ちが入って初めて、相手に心地良く聞こえていきます。
また、お客様だけではなく、上司や先輩・同僚であっても、店内では、よく使用する言葉でしょう。

今日の「新入社員のお悩みすっきり」は、「「かしこまりました」を言い慣れる」 でした。

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