「残業」社内接客
こんにちは!
今日は、残業についてです。
小売店でのことです。
閉店時間には店を閉めて、全員が帰宅するようにしましょうと上司から言われているところがあります。
ですが閉店間際に来店されるお客様がいて、帰ることができないと従業員は思っています。
それでも帰宅しなさいというなら閉店間際のお客様の来店をお断りするしかないと思う従業員もいます。
残業を減らすことは、売上を減らすことになり、利益も減らすことになると思っている従業員もいます。
会社としては、残業の抑制は、利益の改善となり、その結果として、賃金アップにもつながると考えています。
ここに、会社側が考えていることと従業員が思っていることとで、大きな差が生じています。
ある病院でも、同じような問題を抱えていたのですが、日勤と夜勤の制服の色を変えることで残業の抑制をしたという報道をみました。
なぜ、制服の色を変えるだけで残業の抑制ができたのでしょう。
夜勤の制服の人たちに混じって、日勤の人がいると目立ちます。
この逆もしかりです。
目立つと、早く帰らなくてはという気持ちが働きます。
「早く帰りなさい」「残業はしないように」などと上司が声高々に言うよりも、効果的です。
想像ですが、日勤の人が夜勤の人へ、また、この逆の場合も、いかにスムーズな取り次ぎをしていくか、制服を変えるだけで、より考えるようになっていったのではないでしょうか。
残業が多いという数字だけで見たり、残業を減らしなさいという言葉だけで言ってみたりでは、根本的な原因に向き合うことができません。
接客の面からみても同じことがいえます。
サービスの質を落とさず、いかに残業を減らしていくか。
ただ、早く帰りなさい、残業を減らしなさいだけでは、サービスの低下が生じます。
接客と残業も、大きく関わっているのです。
根本的な原因と向き合うことが、会社も店も従業員もお客様も、みんなが納得する方向に向かっていくように思われます。
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