現在とアフターコロナの接客を考える ~社外接客~
こんにちは。
今日は、「現在とアフターコロナの接客を考える」について2回に渡ってご紹介します。
今回は、現在を見てみましょう。
以前は、マスクをして接客をすると、病気なのかとお客様に思われてしまうので、マスクはしないという傾向にありました。
ですが今は、マスクをしないといけない時代です。
この点を見るだけでも、接客の様相は一変しました。
また、人との距離をとりましょうと言われています。
小売店のレジでは、床にシールが貼られ、立ち位置を決めているところも多くあります。
こういった物理的なこともありますが、心理的な面からの変化も見られます。
その一つが「できません」という言葉です。
「私たちは触ることができませんのでこのようにしてください」
「私たちはお手伝いできませんので」
接客でも何でもそうですが、もちろん大切なことは安全です。
安全に商品をお渡しする、安全に料理提供するなど、安全は、常に重要な課題です。
今は、その安全のレベルが、一段も二段も高くなっています。
コロナの前であれば、お客様に何をして差し上げれば喜んでいただけるかでしたが、今は、「できません」という主張がよく聞こえるようになりました。
お客様も、「コロナなので」と言われると、納得せざるを得ない状況です。
ですが、「コロナなので」ということで、全てを止めようとしている傾向があるように感じます。
ここで気になるのは、「できない」という否定的な言葉が心を支配していくことです。
お客様が困っていても「コロナなのでできません」という言い方は、今は良しとしても、コロナが終息していった時はどうなるのでしょう。
否定形の思考パターンは、接客においてはもちろん、人の心に大きな影響を及ぼしていくように思えるのです。