接客の壺 効く(聞く)接客

「慇懃無礼」社外接客

こんにちは! 今日は「慇懃無礼」というテーマです。

慇懃無礼とは、言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。
あまりに丁寧すぎると、かえって嫌味で誠意が感じられなくなるさま。
また、表面の態度はきわめて礼儀正しく丁寧だが、実は尊大で相手を見下げているさま。
とgoo辞書にありました。

接客者は、感じ良く対応しようとしているのでしょうが、客としては慇懃無礼に感じてしまう時があります。
例えば、高額商品を扱っている店に行くと、「いらっしゃいませ」などは丁寧なものの、既に、見下したような視線、表情と感じるなど。

それは、こちらが勝手に見下されていると思ってしまうからかもしれませんが。

丁寧な接客が一概に良いとも言えません。
相手にとって心地よい言動であればよいのです。
ですが、案外これが難しい。
常に丁寧な対応をしている人は、それを崩すことができない。
というか、どこを崩せばよいのかわからないのです。

また、マニュアル通りの行動も、慇懃無礼に見えてしまう時があります。

お客様が、入店時に「こんにちは」と言っても、「いらっしゃいませ」と言って丁寧なお辞儀をする。
笑顔も乏しいと、余計に客側を緊張させてしまうでしょう。

マニュアルに、お客様の入店時、「いらっしゃいませ」と丁寧なお辞儀をするとあると、その行動オンリーになってしまう。

もちろん、丁寧な対応自体は問題ありません。
ですが、そのことが慇懃無礼に感じさせてしまうのは、避けなければなりません。

*効く(聞く)接客『 接客と顧客の期待 』
*基本の見直しのヒント集 新人からベテランまでどうぞ
*キー先生のインスタグラム   新入社員研修にお使いください

関連記事一覧