接客の壺 基本の見直しヒント集

「失礼いたします」「失礼いたしました」の使い分け

こんにちは。キー先生です。
「新入社員のお悩みすっきり」のお時間です。

今回は 接客八大用語の1つ「失礼いたします」と過去形である「失礼致しました」のご紹介です。

まず「失礼いたします」は、相手のテリトリーに入る時、そのテリトリーから出る時に使います。

例えば、知り合いの家に行った時のことです。
玄関の外で、「失礼いたします」と言って、許可をえて、中に入ります。
帰る時、「失礼いたします」と言って玄関の外にでます。こんなイメージです。

では、「失礼いたしました」は、どのような時に活用すればよいのでしょう。

そうですね。
「失礼致しました」は、自分の不注意で相手にご迷惑を掛けしてしまった時に活用します。

例えば、ノックをせずにドアを開け、中に人がいた時、「失礼致しました」という感じです。

では、お客様の対応をして下がる時、「失礼致しました」という人がいますが、これについてはどう思いますか。

そうですね。
この場合は、自分の不注意でお客様にご迷惑をおかけしたわけではないので、「失礼致しました」というのは、的を射ません。

言うとしたら、お客様のテリトリーの外に出る時ですので、「失礼致します」という言葉が良いでしょう。
ただ、失礼という言葉が、礼儀に欠ける、という意味なので、多用すると、その場の雰囲気が悪くなってしまいます。
失礼致しますと言わずに、少しお辞儀をするだけで下がっても良い時が多くあります。

また小売店や飲食店などの会計時、「会計、失礼致します」「伝票、失礼します」などと、何かのあとに「失礼いたします」や「失礼します」という言葉をセットのようにつけている人がいます。
自分の不注意でお客様にご迷惑をおかけしたわけではないときは、使用するのはさけましょう。

次に、「申し訳ございません」と「失礼いたしました」は、どのように使い分けたらよいのでしょう。

「申し訳ございません」は、もう少し大きな観点からお客様に不快な思いをさせてしまった時に言うといったらよいでしょうか。
ですが、『この場合は、申し訳ございません』で、『この場合は、失礼いたしましたなのか』などと悩む必要はありません。

大切なことは、お詫びの気持ちを伝えることです。
どちらを言うか悩む時は、「申し訳ございません」という言葉を活用しましょう。

また言い方だけではなく、態度も大切なポイントです。
お辞儀をつけるなどして、ご迷惑をお掛けしてしまったことを、心からお詫びすることです。

今日の「新入社員のお悩みすっきり」は、「失礼いたします」「失礼いたしました」の使い分け でした。

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