接客の壺 効く(聞く)接客

『ロジハラ』社内接客

こんにちは! 
今日は「ロジハラ」というテーマでお話しします。

ロジハラとは、一般的にロジカルハラスメントの略です。
ロジカルとは、論理的であること、筋道を立てて考えることと言ってよいでしょう。
ハラスメントとは、嫌がらせということです。
嫌がらせというと、何となく気が引ける感じはしますが、相手を嫌な気持ちにさせてしまうことと言えばよいでしょうか。

例でご紹介します。
「〇〇の企画書、今日仕上げると言っていたけどまだですか」
「今、やっています。すみません。急にお客様からオーダーを承り、発注作業をしていました」
「そんなことは関係ありません。
 自分で言ったことは守ってもらいますからね。
 あと2時間しかありませんよ」

上司の言っていることは論理的です。
自分が言ったことはやり遂げるようにということですので。
ですが、実際には、スムーズに仕事が進まない時もあります。
その事情を察しようとせず、理詰めで言うと相手を心理的に追い詰めてしまう時があります。

これは、「私は正しい。あなたは間違っている。」という考え方を前提にしているようです。


感じ方は、受け手によって異なります。
激励と受け取る人もあれば、追い詰められたと受け取る人もあります。

ロジカル思考は、とても重要です。
しかし、自分ができるからと、それを相手に押し付けてしまうなど、自分の土俵で話をすると、相手を追い詰めてしまうことになるのです。

相手は、自分とは異なります。
相手は、どのような感情を持っているのかを考え、どうしたらこちらのいうことに納得してもらえるのか、共感してもらえるのかを考えることが、ロジカルハラスメント、「ロジハラ」にならないための一つのポイントではないでしょうか。

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