接客の壺 接客徒然

仕事が好きとは(4)  ~社外接客 考え方~

■好き と 楽しい

「仕事が好き」というテーマの第4回目は「好きと楽しい」について考えてみたいと思います。

「好き」と感じている時は「仕事が楽しい」という気持ちでもあるのではないでしょうか。
では、あなたは、今の仕事が好きだからと就いたのに、嫌になったり、辞めたくなったりしたことはなかったでしょうか。
言葉を変えると、仕事を楽しむ気持ちが失せてきた時はなかったですか。

原因として、いろいろあるでしょう。
その一つとして「自分自身の能力の無さを感じた時」という人もいるのでは。
好きだからやれる、もっと上手になれる、私は人より優れている、などのプラスの思いが、自信となって自分を支えてくれている時は良いのですが、その支えが無くなると一気に仕事を楽しむ気持ちもしぼんでしまいます。

自分には能力があると思っていたが、周りの人から能力不足を指摘された、自分よりも優れた人材が入社してきた、いくら努力しても成果が出てこない、となると今までの自信が崩れ、やる気が失せてしまいます。

それをあえて、好きという思いを維持しなくてはならないと、自分の感情を縛ると、かえって「好き」という気持ちから遠のき、「楽しい」どころでは無くなってしまいます。

人間は、常に100%ではありません。
「好き」「楽しい」などという言葉に捕らわれてしまうと、逆にそれは本来の心の持ちようとは大きく異なってくるように思います。
「自然体」が、あえて言葉で表現すると「好き」であり「楽しい」ということなのではなないでしょうか。

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