【コミュニケーション】大丈夫ですか
「大丈夫」は、とても便利な言葉で、いろいろな場面でよく使われています。
例えば、飲食店で「お飲物、大丈夫ですか」
小売店で「わからないことなど、大丈夫ですか」「場所は、大丈夫ですか」などです。
これを言い換えると
「追加のお飲物をお持ちしましょうか」
「商品のことについてわからない点がございましたら、何なりと~」
「○○の場所は、おわかりでしょうか」
と、接客者は言いたいのではないかと想像します。
ですがお客様は、このような意味にとっていただけるでしょうか?
例えば
「お飲み物、大丈夫って? 何が言いたいの?」
「わからないことなど、大丈夫ですか?っていったいどういうこと?」
「場所は、大丈夫って、え? え? 何?」
と思われているかもしれません。
また、お客様は、意味はわからなくても、その場の雰囲気で「はい」と応えていただける場合があります。
となると、今度は接客者側は、その「はい」をどう受け取るかということになります。
先ほどの事例で「お飲み物、大丈夫ですか」と聞かれて、「はい」とお客様が応えたとします。「はい、ほしいです」と受け取るのか「はい、いりません」と受け取るのかで、対応は180度違ってしまいます。
いらないという意味で言ったお客様に飲み物を持って行くと、「いらないと言ったのに」という苦情にもなりかねません。
こういうところにも、ミス・コミュニケーションが潜んでいます。
「大丈夫」を相手にわかる言葉で言う。
まずそこから、自分の言葉遣いをチェックしてみませんか。
※ 接客応対 ミス・コミュニケーション篇 大丈夫ですか (Youtubeへ)
※ 効く(聞く)接客『言葉の解釈』