バイト敬語『~から』『なります』
こんにちは。キー先生です。
「新入社員のお悩みすっきり」のお時間です。
今日のお悩みは、ファミリーレストラン どんぐりのナッツさんです
「キー先生、こんにちは。
先日、会計をしている時、『一万円からお預かりします』と言って一万円を預かり、
『8,000円のお釣りになります』と言ってお釣りを渡しました。
お客さまがお帰りになった後、 店長から『一万円からお預かりします』という言い方は変だなあ、
『8,000円のお釣りになります』という言い方も変だなあ、などと、ダメ出しされました。
『気をつけま~す』と言ったのですが、何が変なのかわかりません」
お悩み、ありがとうございます。
みなさん、こんな場合、どうしたらよいと思いますか?
まずは、あの時の店長の気持ちも、聞いてみましょう。
「学生の時は、バイトをしていた時に指摘されず、よく使っていた言葉かもしれません。
ですが社会人になると、使用しないほうが良い言葉があります。
少しずつ、それを覚えていってほしいのです」
あれあれ?
ナッツさんの言っていることと、店長が思っていることとでは、違っていますね。
さあ、どうしましょう。
ではここで、「バイト敬語」「~から」と「なります」をご紹介します。
検索すると、バイト敬語は、「ファミ・コン言葉」「コンビニ敬語」「ファミレス敬語」などとも言われているようにです。
検索すると、バイト敬語は、「ファミ・コン言葉」「コンビニ敬語」「ファミレス敬語」などとも言われているようです。
さて、まず1つ目の「~から」ですが、「○○から○○まで」というように起点を表したり、「○○という理由から」というように原因を表したりします。
ということは、一万円は、起点でも原因でもないため、一万円からというのは変だということになります。
となると、一万円お預かりします、一万円、お預かりいたしますが良いでしょう。
2つ目の「なります」ですが、変化または移行していった結果という意味と、結果として、〇〇の役割を果たすなどの場合にいう言葉です。
となると、「8,000円のお釣りになります」は、8,000円が変化したわけでもなく、何らかの役割を果たしたわけでもないので、「8,000円のお釣りになります」は変だということになります。
ということは、「8,000円のお釣りです」、「8,000円のお釣りでございます」、少し言葉を変えて、「8000円のお返しでございます」がよいでしょう。
ちなみに、「一万円から」という言葉を活用してよい場面があります。
例えばお客様がまず一万円を出し、その後、小銭を出そうという素振りが見えたが、その行動をやめた時、「一万円からお釣りをお出ししてもよろしいですか」とスタッフが訊ねる場面です。
短くして「一万円からでよろしいですか」と言う時もあります。
このように、活用する場面によっては問題ではない場合もあります。
言葉ってむずかしいですね。
言葉遣いは、時代に応じて、状況に応じても変化しています。
ただし、言葉遣いを変えたからと言って、お客様は感じが良いと思うかは別です。
笑顔・アイコンタクトはもちろん、お客様のお気持ちに沿う対応が必要です。
今日の「新入社員のお悩みすっきり」は、「バイト敬語 『~から』と『なります』」 でした。
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