『どなた様にもそのように対応させていただいております』 ~社外接客~
こんにちは。筒木です。
今日は、対応時の言葉のひとつ
『どなた様にも、そのように対応させていただいております』についてみていきたいと思います。
例えばあなたが、『銀行の窓口』で、『飲食店』で、『小売店』でこの言葉を言われたとして、どのように感じますか。
ある人に聞くと、非常に腹立たしいと言っていました。
同感です。
なぜ腹立たしいのか。
まず接客側から見るとどうでしょう。
あなただけ、特別にすることはできません。
私どものサービスは平等です、と言いたかっただけかもしれません。
でも、本当に接客者は平等ということを伝えたいだけなのでしょうか。
今の状況から逃げるひとつの言葉の手段として使用していないでしょうか。
また、ひょっとして自分の対応は良いと思っていないでしょうか。
またこう言いなさいと言われたので、言っているだけなのでしょうか
では、客側から見るとどうでしょう。なぜ腹を立てるのでしょう。
それは、他者と並列にして言われたことが腹立たしいのです。
逃げ言葉の一つとして使用しているのが腹立たしいのです。
私は、皆さま全員を平等に扱いますと、正当性をかざしているような言い方が腹立たしいのです。
ではどのように言えばいいのでしょう。
シンプルに、「○○をお願いできませんでしょうか」などと、目の前のお客様にお願いすればよいのです。
対応を複雑にする必要はありません。
接客者側、お客様側、視点が違えば、考えていることは、こんなにちがいがあります。