「たった一言で気分が変わる」社外接客
こんにちは! 今日は「たった一言で気分が変わる」というのがテーマです。
先日、新幹線の自由席に乗りました。
一駅乗るだけなので、指定席をとるほどではないと思ったからです。
自由席は、けっこう混んでいました。
2人で並ぶ席の、通路側に男性が座っていて、窓側の席が空いていました。
一駅なので、出る時、申し訳ないかなとは思ったのですが、その席に座ろうと、近づきました。
そして、「そちら空いていますか」と聞きました。
すると、その男性は「よくわからないです」と答えたのです。
どう見ても空いている席です。
それに自由席なので、どこに座ってもよいはずです。
ですが、この言葉で、座ろうとする気持ちが失せました。
その場を離れ、他の席に座りました。
新幹線の次はバスです。
間違ったバスに乗ると、たいへんなことになるので、バスの乗り口で、「すみません。〇〇に行きますか」と、運転手さんに、聞きました。
そうすると、「行きます」とだけ言われました。
バスから降りる時、「ありがとうございます」と、運転手さんに声をかけると、「お気をつけて」と言葉が返ってきました。
新幹線の時も、バスの時も、想像していない言葉が返ってきたのです。
新幹線では「よくわからないです」という言葉です。
座らせたくなかったのでしょうか。
2人並ぶ席の通路側に座ったのは、座りにくくするため、そんなことも考えてしまいます。
ですが本当に座らせたくなかったら、席の上にカバンを置くケースも多いでしょう。
その男性は置いていませんでした。
あるいは、誰かが「後でまたきます」などと言って席を立ったのでしょうか。
なので、「よくわからないです」と応えたのではないかとも想像できます。
次にバスですが、今まで、こちらが「ありがとうございます」と言うと、無言か「ありがとうございます」という言葉がたいてい返ってきました。
「お気をつけては」初めてのケースだったように思います。
失礼ながら、この運転手さんは、愛想がよさそうな雰囲気ではありませんでした。
ですが降りる時、想像の範囲を超えてのこの一言にびっくりしたというか、心が触れ合ったようでうれしくなってしまいました。
たった一言で、相手の印象が変わる。
たった一言で、いろいろと想像が膨らむ。
そんな体験をした日でした。
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