覚えておきたい 5つのクッション言葉
こんにちは。キー先生です。
「新入社員のお悩みすっきり」のお時間です。
今回は「覚えておきたい5つのクッション言葉」のご紹介です。
ではさっそく、この言葉の活用場面を再現してみます。
<お客様に待ってもらいたい時>
「少々お待ちください」
「恐れ入りますが、少々お待ちください」
さあ、この違いはわかりましたか?
そうですね。
「恐れ入りますが」という言葉がつくほうが、優しい印象になったのではないでしょうか。
クッション言葉とは、相手に何かをお願いするときや、相手の意に反するかもしれないことを言う時に、添える言葉です。
そうすることで、言葉のきつさや不快感を和らげる働きがあります。
指示・命令に聞こえるような言い方は、基本として、お客様に言ってはいけないのです。
今回は、いろいろあるクッション言葉の中から、まず新入社員に活用してほしい「覚えておきたい5つのクッション言葉」をご紹介します。
1つ目は 「恐れ入ります(が)」です。
相手にお願いしたい時、協力してほしい時また、恐縮しつつも感謝の気持ちを伝えたい時に使用します。
例えば、お客様がお名前を言われない場面で、「恐れ入りますが、お名前をお願いいたします」などと活用します。
2つ目は、お忙しいところ申し訳ございません(が)」です。
この言葉を頭につけると、やわらかく聞こえます。
「資料を送ってください」だと、ダイレクト過ぎてきつく感じませんか。
3つ目は「お手数をお掛けします(が)」です。
お客様のお気持ちを察して、お願いすると、ソフトに聞こえるでしょう。
例えば書類を書いていただかなければならない時「書類を書いてください」というと、指示されたようで気分が悪いというお客様もいます。
4つ目は「(もし)よろしければ」です。
「お客様が良いと思えば」というニュアンスを残して言う時です。
例えば「ご覧ください」だけよりも、「もしよろしければご覧ください」というほうが、ソフトに聞こえるでしょう。
5つ目は「念のため」です。
意味は、万が一のため、という言葉に置き換えることができるでしょう。
例えばお得意先から伝言を頼まれたとします。お客様の電話番号を聞く時、「念のため、お電話番号をお願いします」などと言います。
この場合、お得意先ですので、お客様の電話番号を知っていてあたり前です。そこで万が一ミスが発生したらご迷惑をお掛けすることになってしまいますので、という気持ちを込めて、活用します。
今回、5つをピックアップしましたが、5つも使いこなすのは難しいと思う人もいるでしょう。
その場合、最初に覚えると良いお奨めのクッション言葉は、「恐れ入ります」です。
「お忙しいところ申し訳ございませんが」
「お手数をお掛けいたしますが」
「ねんのため」
この3つは、「恐れ入ります」に置き換えても全く問題ありません。
今日の「新入社員のお悩みすっきり」は、「覚えておきたい5つのクッション言葉」でした。
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