「見過ごす」「聞き流す」 ~社内接客~
こんにちは。筒木です。
今日は「見過ごす」「聞き流す」というテーマでお話をします。
あなたは、従業員の言動で腹が立つことはありませんか。
「○○をしておくように」と言っておいたのにやっていない。
「他の仕事が忙しく、やる暇がなかった」などと言い訳をする。
そんな時、どうしていますか。
その感情を従業員にぶつけてしまうということもあるでしょう。
それでその従業員の行動は、変化しましたか。
こんな時の一つの方法をご紹介します。
それは「見過ごす」「聞き流す」ということです。
「見過ごす」は「見逃す」、見ていながら見ていないことにする、ということです。
同様に「聞き流す」も、聞いても心に留めないということです。
注意はすぐするほうが良いのでは?
もちろん、本人に気づいてもらうには、後から注意するよりも、すぐのほうが良いでしょう。
ですが、注意しなくてはならないことは、日々発生します。
いちいち注意をしていたら、注意される側もたまったものでありません。
いちいち部下の行動に目を光らせるのではなく、敢えて「見過ごす」「聞き逃す」。
そして、指摘する回数を10回に1回、20回に1回と、ぐっと減らしていくのです。
そうすると、たまに指摘された内容が、本人にとってもクローズアップされていきます。
毎回毎回注意されても、意識に入っていきにくいのです。
逆説的ですが、「見過ごす」「聞き流す」。
これも従業員を育てる一つの方法のように思えます。