【コミュニケーション】 声のイントネーション
声には、発音の仕方、トーン、大きさなど相手に与える印象が決まる要素がいくつかあります。
今日は、「声のイントネーション」について書いてみたいと思います。
イントネーションとは、話す時の声の高低、つまり抑揚です。
例えば「いらっしゃいませ」でみてみましょう。
この言葉を、平坦に言ってしまうと、ぶっきらぼうに聞こえてきます。
「いらっしゃいませ」の「せ」にアクセントを置き、あげ気味に話すと、少々きつい感じに聞こえてきませんか。
抑揚をどこに持ってくるかでも印象が変わります。
ではもう少し長い会話でみていきましょう。
食品の紹介場面です。
「こちらの○○という商品は、とても人気があります。 弾力はあるのですが、柔らかいという感じです。
召し上がったお客様からも、面白い食感ですねという 声が多く聞かれます」
これを平坦に言うと、お客様にはどのように聞こえるでしょう。
弾力があって柔らかいなんて何?
この販売員、何が言いたいのかわらない、などの声が聞こえてきそうです。
ではイントネーションをつけるとどうでしょう。
弾力はあるのですが、柔らかいのです、という部分を少し高めて、抑揚をつけると、
「え! どんな感じ? 一度試してみたい」という気持ちが、出てくるのではないでしょうか。
抑揚のあるなしで、言葉の雰囲気が大きく変化します。
ではイントネーションをよくするためにはどうしたら 良いのでしょう。
それは、日頃から抑揚をつけて会話をすることです。
ですが一番大切なことは、会話を楽しもうという気持ちです。
その気持ちが弱ければ、自ずとして抑揚も弱くなるように思います。
*接客八大用語 ~「いらっしゃいませ」編~(youtube動画へ)