接客者について

責任感が強いことの弊害?

新店舗オープンに向けて、パート・アルバイトの人がトレーニングに励んでいるお店での出来事についてです。

そのメンバーの一番年配の方が、今回リタイアをしてしまいました。
あれだけ一生懸命トレーニングしていたのに……。

どうも本人の話によると、だんだんプレッシャーになってきたのだといいます。

トレーニングしてもなかなか覚えられない。
逆に若い人は、どんどん前に進んでいく。それなのに私は……。
夜もだんだん眠れなくなり、食事ものどを通らなくなってきたらしいのです。

トレーニングが始まったころ、若い人の対応をみて、
「最近の若い人は、口の聞き方も知らない」
「皆さん、喋る時は、ここにいる全員に聞こえるような、大きな声で話をしてください」
などと、率先してリーダー格をかってでていました。

ですが、トレーニングが進むと、体が思うように動かない。
自分よりもできていなかった後から入った若い人たちのほうが覚えが早い。
プレッシャーは、募るばかり。

最終的には、辞めることを選択。

責任感の強い人は、他の人と同じように、またはそれ以上にできなければ、自分を許せないようです。
そのためには、より訓練をしなくてはなりません。
訓練しても、どんどん若い人に追い越されてしまう。それがまた許せない。
自分を自分で苦しめていくようです。

接客は、簡単に見えるようでそうではありません。
360度からお客様に見られています。
常にお客様を意識していなくては、どこからお客様の苦情がくるかわかりません。

ですが、ズーッと意識していると、くたびれてしまいます。
神経もまいってきます。

ですが、まいらない人もいます。
それは、意識するポイントを、だんだん体で覚えていくからです。
接客レベルが高い人は、この意識ポイントが安定しています。
そのため、疲れ難いのです。
ですが、この点を体で覚えていくことができない人は、リラックスできません。
緊張と緩和が理解できず、ズーッと緊張のしっぱなしのため、疲れがひどくなります。

ではどうしたらいいのでしょうか。

それはやり続けることで解決をしていくしかないのです。
体が、緊張と緩和を覚えていきます。

よく5月病と言われますが、新入社員が会社を辞めたくなってしまう時期があります。
この仕事は自分に合っていないのではないかと考え、体も疲れてくる時期です。
一生懸命頑張ろうと思っていた人ほど、ギャップを感じます。

理解できないことが沢山あります。
ですが、失敗しながらやり続けるところに、解決策が見えてくることが案外多いのです。
ただ、一つのことを集中的に行う仕事に長く従事していた人は、
360度から見られているという状態に体が付いていきません。

責任感がありすぎ、自らを苦しめてしまうのでしょう。
人は、生活環境、過去の職歴で、体にしみこんだ癖を持っています。
その癖を変えることは、並大抵のことではありません。

体得するには、じっくりと自分を育てていこうとする「ゆとり」も必要です。

周りから、何も言われないのに、自分で責任の度合いを強めていってしまう人。
自分よりもできる人がいると、それ自体でプレッシャーを感じる人。
自らが、自分の性格を知っていなければ、その責任感で押しつぶされてしまう時があります。

体得は、もちろん訓練も必要ですが、その環境に自分をおくことで、
時間の経過が解決してくれる時も多いものです。


くたびれている人、リラックス、リラックス ♪

あなたができている人と評価している人だって、案外あなたと同じ気持ちなのかもしれませんよ。

 


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