社内接客 総合編

どちらが高熱か

人の心は、会話する中で、どんどん変化していきます。
自分のことを理解してもらえていると思える段階は、気持ちよく会話ができます。
ですが、わかってくれないと感じると、意地悪なことを言ってみたり、相手の嫌がる行動をとってみたりしたくなります。

相手が怒るだろうことが想像できても、言わないほうが良いと思っても、相手の嫌がる言動をしてしまう時があります。


さて、美恵の言葉を少し変えてみてみましょう。


●同僚二人の会話(No.1)

恵子「昨日はごめんね。熱が出て、会社を休んでしまって」
美恵「今日は大丈夫なの」
恵子「うん、ありがとう。昨日はたいへんだった。だって38.5度も熱が出ちゃって」

恵子は、熱が出たことの大変さを語ろうとした。すると、美恵が、

美恵「そう。でも私のほうが勝った」
恵子「え? 勝ったって?」
美恵「だって私、以前、39度も熱があったけど、仕事に出てきたわよ。ふらふらだったけど」

恵子『え〜。恵美さんって何が言いたいの。私が休んだこと、怠けているって言いたいわけ』

恵子は、つい意地悪なことを言いたくなってしまった。

恵子「へ〜。出てきたのはいいけど、仕事にならなかったんじゃないの。かえって出てきてくれないほうが、
   病気がうつらなくて良いなんて、周りの人は思ってたかも」



●同僚二人の会話(No.2)

恵子「昨日はごめんね。熱が出て休んでしまって」
美恵「今日は大丈夫なの」
恵子「うん、ありがとう。昨日はたいへんだった。だって38.5度も熱が出ちゃったのよ」
美恵「そう、大変だったね。本当に大丈夫?」
恵子「うん、ありがとう。熱は下がったから。」
美恵「良かったね」



●同僚二人の会話(No.3)

恵子「昨日はごめんね。熱が出て休んでしまって」
美恵「大変だったね。熱は下がったの?」
恵子「うん、ありがとう。今は、平熱。でも昨日は38.5度も熱が出ちゃったのよ」
美恵「わあ、そんなに。大変だったね。でも、下がったと言っても無理しないようにね。
   あなた、いつも頑張り屋さんだから」



●同僚二人の会話(No.4)

恵子「昨日はごめんね。熱が出て休んでしまって」
美恵「今日は大丈夫なの」
恵子「うん、ありがとう。昨日はたいへんだった。だって38.5度も熱が出ちゃったのよ」
美恵「体調管理しないとだめよ」
恵子「だって仕方がないわよ。いくら管理しても風邪を引くときは引くんだから」



●同僚二人の会話(No.5)

恵子「昨日はごめんね。熱が出て休んでしまって」
美恵「今日は大丈夫なの」
恵子「うん、ありがとう。昨日はたいへんだった。だって38度も熱が出ちゃったのよ」
美恵「わたしも、以前、39度も熱があったけど、仕事に出てきたわよ。38度なんてわたしに比べたら、
   そうたいしたことないわよ」
恵子「わたし、平熱が35度ぐらいしかないのよ」
美恵「わたしもそうよ」




   ※どんな言い方をすると、相手を傷つけないのか。
   ※傷付けるとしたら、どんな言い方か。
   ※ブラックユーモアにするとしたら、どうするか。
   ※はっきりと、問題点を指摘する場合はどうするか。
   ※W(誰に)T(時間は)P(場所は)O(状況は)に応じて使い分けるとしたら。



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